日本の春の草花、山野草

春めいた日差しが降り注ぐようになり、凍った土から目覚めた山野草たちは、芽を出し、葉っぱを広げ、あっという間に花を咲かせるようになりました。山桜が山に彩りを添え、タンポポやニリンソウ、スミレが群生して花を付け、あちらこちらに美しい絨毯が広がります。和歌や俳句の季語でもあり、春の訪れを感じるには欠かすことのできな…

家の作りやうは、夏をむねとすべし

 家の作りやうは、夏をむねとすべし。冬は、いかなる所にも住まる。暑き比わろき住居は、堪へ難き事なり。 深き水は、涼しげなし。浅くて流れたる、遥かに涼し。細かなる物を見る…

  • 178 view

『民藝の歴史』に学ぶ ②

1926(大正15)年、柳宗悦 氏・河井寛次郎 氏・浜田庄司 氏が中心となり、提唱された「民藝運動」。現在では、『民藝』という言葉は広く知られていますが、柳宗悦…

  • 139 view

『民藝の歴史』に学ぶ ①

東京に拠点を持っていたころ、銀座にある「たくみ工藝店」に時折足を運ぶことが楽しみの一つでした。「たくみ」は、出店から70年以上の歴史を重ねているそうです。…

  • 169 view

幸せに生きるということ

生きるということ。この世の中に生を受け、生き続けることは、摩訶不思議なことです。私たちは、一体何のために生まれてきて、死んでいくのでしょうか。特に人間は…

  • 91 view

和眞嘉傳の心得

「能」を大成させた世阿弥が記した理論書に『風姿花傳』という書が残っています。風姿花傳を知らない人でも、「秘すれば花」「初心忘るべからず」など一度は耳にしたことがあるので…

  • 167 view